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失敗しない住宅選び2「不動産業者の選び方」
こちらのコラムでは物件選び・住宅選びに関わるさまざまな疑問や落とし穴に対する対策やアドバイスをご提供します。みなさんが最高の物件に出会えます事を祈っております。今回は「不動産業者の選び方」に対するアドバイスです。
不動産業者の選び方
初心者の方は物件に100%気を取られ、それがどういう不動産業者が扱っているものなのかなかなか気が回らないものです。
もちろん、場合によっては一生住むことになる物件なわけですから、物件選びに全力を尽くすことは必要ですが、だからと言って不動産屋はどこでもいいというわけではありません。
まず気になるのが、建物の品質です。以前、耐震偽装事件が社会問題になりましたが、あの時、名前が出てきた会社はやはり大手というよりは中堅のところが多かったのではないでしょうか。耐震偽装事件については不動産会社も被害者の側面がありますから、ややかわいそうな気もしますが、とはいえ購入者からすれば一生の買い物であり、不動産会社に同情する余地も余裕もないのではないでしょうか。
もしもの時に品質問題が出てくるリスクを避けるのであればやはり不動産業者はなるべく大手の方が良いでしょう。
品質の次に気になるのが、品質とも関わりますが、アフターサービスの充実です。不動産事業は代表的なクレーム産業と言われていて、やはり住んでから、そして何年も経ってからいろいろと問題が出てくる場合が多いものです。そしてそういう問題が出てきたときに、きっちりした対応を期待できるのはやはり大手ではないでしょうか。
耐震偽装の時にも、住民負担で再建しないといけないケースもあれば、業者がしっかり対応し、住民に自己負担が発生しないケースがありました。前述のとおり耐震偽装事件には、不動産会社は被害者の側面がありましたから、法的には必ずしも業者が100%悪いというわけではないとは思いますが、大手ならやはり社会的信用を考えてきっちり対応してくれるでしょうし、そういう対応ができる体力がありますよね。経営破たんしてしまえば、対応したくてもできなくなります。
昔、大手業者が販売したマンションに土壌汚染が見つかった時も、即刻販売を停止し、何年もかけて対応していたと記憶しています。そういう売った後の対応力という面からも、やはり不動産業者は大手の方がいいですね。
そして意外に盲点なのが、住宅ローン優遇です。
住宅ローンなんて銀行が審査するものですから、どの不動産業者経由でも同じ条件のように感じますが、実は条件が大きく変わってくる場合がありますね。金利もそうですが、たとえば通常より担保の掛け目が高いとか、頭金が全くいらないということもあります。
これはつまり銀行も、大手業者の販売する物件なら、他の物件と比べても担保価値が高いと思っている、ということですね。
ということで不動産業者はなるべく大手を選びたいものです。
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