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住宅ローン審査の基本「実際の住宅ローン金利と審査金利には乖離がある」
[こちらのコラムでは住宅ローン審査の基本についてご案内します。]
実際の住宅ローン金利と審査金利には乖離がある
実際の金利と審査金利には事離がありますので、その面を具体的に見てみましょう。
4,000万円/35年返済で金利4%とすると月々の返済額は17万7,109円です。
一方、借入期間中に金利変動がない全期間固定金利型は、1.5%程度で借入れ可能です。4,000万円/35年/1.5%で月々の返済額を計算すると12万2,473円。
ひと月あたり5万4,636円の余力が生まれることになります。
これを0.5%の変動金利で考えれば、月の返済額は10万3,834円。7万3,275円の余力が生まれます。ここまでの金利上昇には耐えられると、金融機関は考えているということです。
この7万3,275円は年間では88万円にもなります。これを繰上返済に活用すれば、定年までの完済や将来の金利上昇リスクの軽減につながります。
4,000万円/金利0.5%で35年返済は10万3,834円の返済額になります。
では、金利はそのまま0.5%とし、返済額を4%で計算した場合の17万7,109円にしたら何年で返済は終わるでしょうか?
計算してみると、約20年で終わります。実際の金利に直すと35年までかからず、「実際の返済年数は20年」という数字に近づきました。
このように金融機関は審査用の割高な金利を採用して安全策を取っています。
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