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  • 2019/1/15
    [住宅ローンニュース]住宅ローンの滞納率はどれくらい?

    ネットで気になる記事を見かけました。住宅ローンの滞納について以下の通り説明しています。

    ・住宅ローン滞納は全国で39万件もあり、近年では4万5,000件も増加(金融庁発表)。

    筆者の知る限り金融庁がこうしたデータを発表することはなさそうですが、一応検索しても何も出てきません。情報ソースはどこなのでしょうね?

    いずれにしても本当に39万件も返済に困っている方々がいるとすれば由々しき事態ですが、実態はどうなっているのでしょうか?

    ということでこうした「住宅ローンの滞納率」に関して良く出てくる住宅金融支援機構の財務データをチェックしてみると2018年3月期決算ではこうなっています。

    ・破綻先 : 681億円
    ・延滞 : 2,518億円
    ・3ヶ月以上延滞 : 750億円
    ・合計 : 3,949億円(全体比率1.69%)

    ざっくり言うと貸出先の1.69%が住宅ローンを滞納しているということですね。

    ちなみにこうした住宅ローン滞納の「予備軍」と言える「貸し出し条件緩和先」は5,249億円あり、こちらも加えると「返済に困っている人」というのは全体で3.94%ということになります。

    割と多いですね!

    ただしこうした「延滞率」を見る際には3つの注意点があります。1つ目は「フラット35」と「旧住宅公庫」とで数値が全然違うということですね。具体的にはこうなります。

    ・フラット35の延滞率 : 0.43%
    ・旧住宅公庫の延滞率 : 3.88%

    フラット35は販売を開始してまだ15年程度ですので、ここから数値が悪化していくという考え方もできるかもしれませんが、一方であまりに延滞率に差が大きくそのギャップには別の理由がありそうです。

    例えば現在残っている旧住宅公庫の融資先のほとんどはバブル期からバブル崩壊後の「失われた10年」に住宅ローンを借りたと思いますので、「地価下落」+「年収減少」+「リストラ」の3重苦を受けた世代と言えます。

    とすれば延滞率が有意に高いのはそうした「時代背景」もありそうですね。

    加えて、今でも審査が甘いと言われるフラット35ですが、住宅公庫の時代はまさに公的融資だったわけですから、もっと審査が甘かった可能性があります。悪名高い「ゆとりローン」も販売していましたしね。

    とすると「公庫ならでは」の理由もありそうです。

    その点では延滞率の実態としては「3.88%」でも「1.69%」でもなく、「0.43%」に近そうですね。

    注意点の2つ目は、この延滞率は景気拡大の影響を受けてか、問題が多かったかもしれない公庫残高の減少を受けてか徐々に減少してきています。時系列で並べるとこうなります。

    ・2014年3月期 : 2.58%
    ・2015年3月期 : 2.35%
    ・2016年3月期 : 2.11%
    ・2017年3月期 : 1.89%
    ・2018年3月期 : 1.69%

    この5年で1%近く減少しているわけですね!その点では冒頭引用したこちらの文章は、「近年の増加」を印象づけようとしているという点でも悪質ですね。

    ・住宅ローン滞納は全国で39万件もあり、近年では4万5,000件も増加(金融庁発表)。

    注意点の3つ目は、「住宅ローンの延滞=住宅ローン破綻」ではないということです。もちろん延滞が「住宅ローン破綻の危機」であるのは間違いありませんが、その前に行われるのが物件の売却ですね。

    もし物件が住宅ローン残高以上の値段で売却できれば住宅ローン残高はゼロになりますし、仮にそうならなくてもそれに近い値段であれば住宅ローン残高は大きく減少し、その後の返済の道筋をつけやすくなります。

    その点では住宅ローン利用者として本当に気を付けないといけない数字は上記で言うと、「破綻先」の「681億円」ということになるのでしょうね。ちなみにこの破綻先の比率を計算するとこうなります。

    ・フラット35 : 0.08%
    ・旧住宅公庫 : 0.66%
    ・全体合計 : 0.29%

    0.08%にせよ、0.29%にせよ、極めて低い数値であることに間違いはありません。変動金利で0.6%を切るような金利が出せるのも、こうした「低い破綻率」が背景にあるのでしょうね。

    もちろん住宅ローンの利用に際して慎重になるのは当然だとは思いますが、ぜひ根拠のハッキリしたデータを元に借入の是非を判断していっていただければと思います。

    参考にしてみてください。

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